Notary Publicという慣習
お疲れ様です!ちくわです!
本日はフィリピンのビジネス関連の手続きを行う際に必要となるNotary Publicについて説明します。
- Notary Publicとは
公証人という意味で、その公証人が契約書等の重要な書類を公式の文書とする(Notarize)ために行います。これを行わないと正式な書類ではないとみなされてしまいます。アメリカ由来の文化だそうです。
契約等の当事者がサインする書類に対して、まさに、サインする人間本人であり、強制されたりしていないといったことを、対外的に、確認するために行います。
- 行う場所
Notarizeは法律事務所や下図のような認可されたお店で行われています。通常Notary Publicの看板が建てられている場所で書類を見せれば行ってくれます。
- 手続方法
Notary Publicする側が1セット受け取るため、署名された書類を2セット以上準備する必要があります。
署名者がいない場合はID(身分証明書)のコピーを持参する必要があります。(そのコピーに3回署名することがフィリピンでの基本的な個人証明となります。)
場所によっては署名者がいる必要があると言われることがあるため、基本的に署名者が同行したほうが良いと思います。
- いつ必要となるか?
上図のような記載がある書面の場合、Notarizeをする必要があります。
Notarizeをすると上図のようにスタンプとサインが押され、押し印(シール)も押されます。
- Notarizeの傾向
価格は基本的に100~300ペソの範囲です。フィリピン全体の傾向として、日本人のような外国人に高値を請求する傾向があるため、フィリピン人が行うと安価になります。また経験上、マニラでは確認がゆるく、署名者やIDの確認なくできることが多いです。対してアンヘレスでは署名者、IDの確認をしてから行っています。
以上です。参考となれば幸いです!